競馬予想に使える!3つの血統ソフトを紹介

血統

競馬予想には様々なファクターが複雑に絡み合っています。

レースに出走する競走馬の情報はもちろん、騎手、競馬場、コース、天候、距離適性、馬場状態…そして、競馬予想に欠かすことのできない重要な要素と言われているのが「血統」です。

競馬を始めたばかりの方でも血統の重要性についてはご存じの方も多いのではないでしょうか?「競馬はブラッド・スポーツである」とはよく聞く言葉ですよね。

しかしながら、「いきなり血統がと言われても難しい」と思っている競馬ファンがいるのも事実です。ですが、血統はそこまで難しいものではありません。

この記事では競馬予想に活かすことができる血統データベースソフトをご紹介していきたいと思います。

血統派の方はもちろん、これから馬券予想に血統を活かしていきたいとお考えの方は是非参考にしてみてくださいね。

競馬の血統とは

そもそも血統とはどのようなものなのかというと、「速く走ることができる馬を生産する」ために使われているものです。

犬や猫にも血統書付きの個体が存在しますが、それと同じでより優れた能力を持つ馬を生産するために血統が重要だと考えられているのです。

レースで優秀な成績を残した馬はつまり、能力が高い馬ということになりますよね。そんな能力の高い馬同士を掛け合わせ、それを繰り返すことによって、より競走馬としての能力が高い馬を作り出していくのです。

単純に考えれば、強い馬と強い馬をかけ合わせれば更に強い馬が生まれますし、更に強い馬と更に強い馬をかけ合わせれば今までよりもっと強い馬が生まれるはずです。

実際、2004年から2006年にかけて大活躍を見せ、競馬史に名を残しているディープインパクトはその血統を辿ってみると非常に優秀な血統を持っているということがわかります。

しかし、強い馬と強い馬の子供だからと言って必ず強い馬が生まれるわけではないというのが競馬の難しいところ。

例えば、競馬ブームを巻き起こしたことで知られるオグリキャップは競馬をやらない人でもその名を知っているという名馬であり稀代のアイドルホースですが、種牡馬(父馬)としては目立った成績を残していません。

誰もが認める優秀な馬でも、種牡馬として優秀だとは限らないのです。こればかりは誰にもわからないものなので、血統は非常に奥が深いものなのだということがわかりますよね。

また、馬場は日本・ヨーロッパ・アメリカなどその土地によっても性質が異なります。日本で華々しい活躍を見せた種牡馬だからと言ってヨーロッパで活躍するとは限らず、逆もまた然りです。

しかしながら、血統を馬券の参考にするのは難しいことではありません。競馬新聞を見てあれこれと読み取ったり分析したりするよりもよっぽど簡単に予想を行うことが出来ます。

実際、今まで数多くの競馬の血統に関する本を書いてきた血統研究家の方も「回収率100%超えにしたいなら○○レースでとりあえず○○系の馬を買っておけばいいですよ」と話しているほど。

いきなり深い知識を覚えて予想に活かすのは難しすぎるので、まずはシンプルに考えて血統を競馬予想に活かしていきましょう。

競馬予想に使える!3つの血統ソフト(データベース)

それではここからは競馬予想に使える血統データベースソフトをご紹介していきたいと思います。

競馬予想のための分析に使うもよし、血統を覚えるために使うもよし。自分の好きな使い方で活用してみてください。

血統ダイナマイト

血統ダイナマイトはJRA-VANデータラボの会員サービスで、フリーウェアのため無料でダウンロードすることが可能です。

父や母乳の成績を見ながら投票を行うことが可能で、成績の集計をあえてざっくりと行うことで施行回数の少ないコースの場合でも血統の傾向がわかりやすいというのが特徴です。

馬券シミュレーションで独自の条件を探して、自動投票にそれを登録することが可能なため便利に活用することができるでしょう。

きちんと更新も行われており、不具合の修正やその他の細かな修正も行われているため快適に使い続けることが可能です。

主な機能としては下記のようなものがあります。

  • 出馬表…父や母父の成績を確認できる出馬表
  • 本日の傾向…当日開催されている競馬場の傾向を確認可能。(確認可能項目:父、母父、枠番、馬番、脚質、人気、騎手、調教師)
  • 馬券シミュレーション…一般的なレース条件のほか、父や母父の成績など指定してシミュレーションを行うことが可能
  • 集計データ更新
  • あらかじめ2年分の父と母父集計データがソフトに記録されていますが、古くなったと感じたら更新を行う
  • 自動投票…馬券シミュレーションを行ってお気に入りの結果が見つかったら自動投票にその条件を取り込み、自動で投票を行うことが可能

上記のように様々な機能があり、便利に利用することが可能です。JRA-VANデータラボ会員が利用できるサービスであり安全性も高いため是非利用されてみてはいかがでしょうか。

血統クロスオーバー X

血統クロスオーバー XもJRA-VANデータラボ会員になると無料でダウンロードが可能になるフリーウェアで、コース別に血統やインブリード(血量)、騎手、持ち時間、馬番の予想印が表示されます。

出馬表のタブから得意な統計データをファクター別にチェックすることが可能で、過去データを活用し好みの期間で集計を行い、それを保存することもできます。

例えば血統の場合、「父」別がデフォルトですが、その他にも「父」と「母父」別などの集計を行うことも可能です。

インブリードであれば父系、母系別の血量、騎手であれば「騎手」と「調教師」別の集計も行うことができます。

血統クロスオーバー Xは中央競馬だけでなく地方競馬でも利用可能となっているため、地方競馬の血統情報を知りたいという方も便利に活用できるのではないでしょうか。

競馬ラボ

競馬ラボは無料登録を行った後でデータベースを活用できるようになります。

JRA-VANデータラボに登録したくないという方は競馬ラボに登録してデータベースを活用するのがおすすめです。

競馬ラボがすごいのは、種牡馬系統ごとにカラーリングがされていることです。これがどのくらいすごいかというと、他のサイトの場合、カラーリングのみを有料販売しているところもあるほどです。

知識が必要なだけでなく手間がかかる作業ですが、競馬ラボは無料で提供してくれているので見やすくて使いやすいデータベースを利用したいという方は競馬ラボがおすすめです。

色分けがされているので、ぱっと見ただけでもその日の傾向がわかります。馬場傾向を推し量ることが可能となるので、予想にも大いに役立つことでしょう。

登録して損はないので、血統派の方でまだ競馬ラボを利用したことがないという方や、これから血統を予想に活かしていきたいとお考えの方は是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

競馬の血統データベースソフトについてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?

血統というと難しいもののように感じてしまいますが、実際はそんなことはありません。急に専門的な知識を身につけることはできなくても、データベースを活用しているうちに知識や予想に活かせる力がついていくはずです。

今回ご紹介したデータベースソフトはどれもおすすめのものばかりですので、是非気になったものから一度活用してみてはいかがでしょうか。