長距離レースに強い!競馬の血統でスタミナ型と言われる3つの系統を紹介

血統

競馬において血統は非常に重要なファクターの一つです。難しい、覚えることが多そうというイメージが強いことから、予想に全く使わない方もいらっしゃると思いますが、しっかりと反映させることで精度が高い予想を展開することが出来ます。

血統は、完全に一致するわけではないですが、ある程度競走馬の傾向や特徴、得意不得意を判断することが出来るので、馬券予想の役に立ちます。また、意外と覚えることは少なくても問題なく、浅い知識でも確実に予想の幅が広がります。

この記事では、様々な種類がある系統の中でも、スタミナに強い系統を3つに厳選してご紹介していきたいと思います。

最近の日本競馬は高速馬場になっており、スタミナよりも瞬発力やスピードが重宝されていますが、スタミナが活きるレースも多くあるので是非参考にしてみて下さい。

競馬の系統について

競馬の血統は非常に奥が深いですが、系統と呼ばれるものとその特徴を知っておくだけでもとりあえずは十分だと思います。

馬は父親の特徴を主に引き継ぐと言われており、スピードに特化した種牡馬の産駒は、父親と同じようにスピードに特化した特徴になります。種牡馬として大きく大成し、多くの産駒を排出した種牡馬は、〇〇系と呼ばれるようになるのです。

日本で有名な系統の一つにサンデーサイレンス系があります。ディープインパクトもサンデーサイレンス系になり、今まで多くの名馬を誕生させてきました。ディープインパクトも種牡馬として大きな活躍をし、今ではディープインパクト系という系統もあります。

また、〇〇系と呼ばれるようになる定義は全くなく、種牡馬として有名になることでいつの間にか〇〇系と言われるようになります。

系統で分かることは?

では、実際に系統を見て何が分かるのかを解説していきましょう。絶対にその特徴になるとは限りませんが、傾向が大きく異なることは多くありません。

  • スピード系
  • 瞬発力系
  • スタミナ系
  • パワー系
  • 早熟か晩成か
  • 短距離系や長距離系か
  • ダートが得意か芝が得意か
  • 重馬場が苦手か得意か
  • 左回りが得意か右回りが得意か
  • 性格

上記のような事を判断することが可能となります。また、スピードと瞬発力とか、パワーとスタミナのように複合することもあります。

早熟系だと三歳クラシックで活躍することが多く、その後評価を下げてしまう競走馬も多くいます。逆に、2,3歳では好走出来なかった競走馬が古馬になり突然覚醒することもあります。

古馬になり実力を発揮する競走馬は、人気が下がっていることが多いので、上手く予想することが出来れば高配当を狙うことも出来ます。これらの特徴を把握するだけで馬券予想に影響を与えることは明白だと思います。

スタミナ系の系統を3つ紹介

それではここからはスタミナ系と言われている系統を、3つに厳選してご紹介していきたいと思います。

実は、現代の日本競馬は人工芝の性能の高さや、整備が良い事から非常に走りやすいコースとなっています。その為、パワーやスタミナを必要としない場合が多く、瞬発力とスピードに特化した競走馬が多く活躍しているのです。

サンデーサイレンス系の競走馬が増えたことも原因の一つです。それでも、スタミナに特化した競走馬が活躍するレースも少なくないので是非覚えて下さいね。

長距離レースが得意な血統は以下の記事をご参考ください。

競馬の長距離レースが得意な血統とは?勝率が高い4頭の種牡馬を紹介
競馬の血統には得意な距離や苦手な距離が存在しています。この記事では長距離レースを得意とする血統を紹介する為に、好成績を残している種牡馬を厳選してご紹介していきたいと思います。

ノーザンダンサー系

ノーザンダンサー系は、サンデーサイレンス系が活躍する前には日本でも主流の大系統でした。

ノーザンダンサーは1960年代にヨーロッパで生まれ、一流の成績を残した競走馬ですが、それ以上に世界に名を知らしめたのは、種牡馬になってからでした。
「ノーザンダンサーの血の一滴は、ワンカラットのダイヤより価値がある」とまで言われたこともあります。
ノーザンダンサー系の主な特徴はスタミナとパワーが抜群に優れているというところです。

引用元:競馬において、血統を知れば初心者の競馬は変わる!

欧州型と米国型に分けることができ、欧州型はスタミナ特化でスピード不足という傾向があります。上記でもご紹介したように今の日本競馬には少し不向きですね。

米国型はパワーを備えており、ダート向きと言われています。長距離よりも短距離を得意としているので、2歳から活躍する産駒が多いという特徴もあります。

また、ノーザンダンサー系は大系統なので、サンデーサイレンス⇒ディープインパクトのようにさらに細かい系統にも分けられています。

主な系統では、欧州型がサドラーズウェルズ系、ニジンスキー系、リファール系などが挙げられます。米国型では、ストームキャット系、ヴァイスリージェント系などがあります。

ノーザンダンサー系の代表産駒には、クロフネ、フレンチデピュティ、ハービンジャー、ローレルゲレイロなどがいます。

ハーツクライ系

ハーツクライと言えば、日本国内で唯一ディープインパクトを破った名馬です。また、ハーツクライはディープインパクトと同じようにサンデーサイレンス産駒。

サンデーサイレンス系と言えば、瞬発力とスピードが自慢ですが、ハーツクライ系はスタミナがあり、安定した走りが特徴の系統でもあります。

さらに、ハーツクライ自身が古馬になってからも活躍していたことから、産駒も晩成型が多くなっています。

早熟、瞬発力、スピードが特徴のディープインパクト系とは真逆の特徴とも言えますね。同じサンデーサイレンス系なのに、ここまで特徴が違うのも血統の面白さの一つだと思います。

ハーツクライの代表産駒には、シュバルグラン、スワーヴリチャード、リスグラシュー、ジャスタウェイ、ウインバリアシオンなどがいます。

また、現役馬にはサリオス、タイムフライヤーなどがおり、今後の活躍にも期待出来ますね。

ハービンジャー系

ハービンジャー系はポストサンデーサイレンスと言われており、今後さらに繁栄していくことが予想されます。

競馬において、サンデーサイレンスやディープインパクトのように、一つの系統が流行しすぎると極端な近親交配となってしまう為、配合が制限されてしまうのです。そこで注目されているのがハービンジャー系という訳です。

また、ハービンジャー系はスタミナという表現よりも機動力という表現の方がしっくりくるかもしれませんね。スローペースでスピード勝負では分が悪く、ある程度前に付けて押し切る方が得意の系統になります。

長距離は苦手ではないですが、そこまで得意という訳でもありません。中距離のレースで、早めに仕掛けてスピード型の競走馬に粘り勝つというのが多いと思います。また、ダートコースを非常に苦手にしているので、馬券を購入するのであれば芝レースのみに限定した方が良いでしょう。

最近、一気に産駒が活躍しているハービンジャーですが、母系でスピードとパワーを補うことで能力が高い競走馬を排出しているようですね。

ハービンジャーの代表的な産駒にはブラストワンピース、ディアドラ、ニシノデイジー、ノームコアなどがいます。

まとめ

今回の記事では、競馬の血統の中でもスタミナに特化した系統を3つに厳選してご紹介させていただきました。

記事内でもご紹介しましたが、大系統になり多くの産駒が活躍することは非常に喜ばしことですが、配合を考えた時に選択肢が狭くなってしまうこともあります。

ナスルーラ系がジワジワ衰退していったように、いずれサンデーサイレンス系やディープインパクト系が活躍できなくなる日が来てもおかしくありません。

そんな中、逆に時代にマッチすることで急遽活躍を始める系統もあります。今は瞬発力とスピード系が活躍しやすくなってはいますが、今後どうなるか分からないので、しっかりと色々な系統の特徴を把握しておくべきだと思います。

今回ご紹介した3つの系統の中でも、ハーツクライ系、ハービンジャー系は今後もさらに活躍が期待されている系統なので、レースの予想をする時にはしっかりとチェックするようにしましょう!